8月後半から始まった稲刈りですが、なかなか”稲刈り日和”という日がありません。毎日梅雨の様な天気です。
ハナエチゼンの稲刈りが終わって、現在はカグラモチというモチ米の稲刈り中。もち米はうるち米と比べて乾燥に非常に手間がかかります。もち米というと真っ白な米粒のイメージですが、水分が高いと普通のうるち米と一緒で透明です。水分が低くなってくると白濁してきます。
無数にある米粒をきれいに白くするには、全体の水分が均一になるようにゆっくり時間をかけて乾燥させていく必要があります。急ぐとうまくいかないのでコツがいります。うるち米と混じらないように機械の清掃や乾燥に時間がかかったりと、なにかと手間がかかるのでもち米を栽培する人が減っているのもうなずけます。
こちらは無農薬栽培の田んぼの稲。真っ白の枯れた穂がたくさん混じっています。
何故かというと、虫に茎の中身を食べられたから。最初はいもち病かと心配したのですが、葉に斑点は無いし、穂首も折れ曲がっていなかったので、茎を調べてみたら穴が開いていました。今年の有機米は半不耕起栽培でかなりうまくいったと思っていたのですが、最後でやられてしまいました。
北陸新幹線の越前たけふ駅の外装は出来たみたいです。その手前にある、一番最後に植えたコシヒカリはまだ真っ青。今年の秋は天気が悪いのでうまく登熟するか心配です。陽が差さないと米粒が小さくなったり、乳白米が増えたりと、品質や食味が悪くなるので、とにかく日光が欲しいです。
これから10月中旬にかけて稲刈りが続きます。今後はかなり忙しくなるので、このページの更新もほとんど出来なくなりますが、出来る限り掲載していきたいと思いますので、またよろしくお願いいたします。