稲の穂が出ることを出穂(しゅっすい)と言います。近年は毎年暑いのですが、今年はさらに暑いのか、穂が出る時期が例年よりも早いような気がします。
稲の追肥も終わり
ようやく北陸地方も梅雨明けしました。と言っても、福井県は北陸で一番南なので、1週間ほど前からほぼ梅雨明けの状態でかなり暑いです。こんな中で、この時期一番の重労働の追肥作業。
背負い式の散布機に肥料を20kgほど入れて、田んぼの周囲を歩きながら肥料を散布していきます。この作業がかなりキツイ。汗だくになることはもちろんのこと、有機肥料の匂い、足腰への負担も大きいので作業が終わるころにはフラフラになります。毎日1000kgほどの散布作業。
ことし最後の1袋。やーっと終わりました。この追肥作業をしなくても良い化成肥料はやっぱり楽ですね。こう考えると、化学合成の肥料や農薬といった農業技術の進歩は持続的な農業を進めていくには必要なことだと思います。
そろそろ梅雨明け?
今年の梅雨は本当に雨が多いですね。全国各地の大雨被害のニュースが毎日のように報じられているので、稲にとってはありがたい雨ですが、私たちの生活ではやっぱり降って欲しくないです。
日々の作業
田植えから稲刈りまでの期間は、ほぼ毎日田んぼの周囲の草刈り。農家の作業のうち、作業時間の半分以上が草刈り作業のような感じもします。梅雨時期は雨が多いので刈っても刈っても伸びてきます。
田んぼの除草
いつも皆さんが見慣れている田んぼというのは、たぶん稲だけが水面から出ているだけの状態だと思いますが、これはほとんどが除草剤を使用しているから。除草剤を使用しない田んぼはかなり凄いことになります。