田植えで一番たいへんなのは、田植え機に乗っている人ではなく、苗箱を運んでいる人です。
これがいつも使っている30cm×60cmの標準的な育苗箱です。
これが箱だけでも割と重く、700gあります。
箱に土を詰め、種を蒔いて軽く水をかけると約6kgになります。これが種蒔き後の育苗箱の重さになります。
さらにこれを発芽器で出芽させると6.7kgになります。発芽器の中は湿度が100%になるので、土が十分に水を吸って重さが増します。ビニールハウスに持っていくのはこの重さなので、これを何百、何千枚と運ぶのは結構疲れます。
育苗後、田植え直前の育苗箱です。重さはおよそ7.5kg。これをビニールハウスから出してトラックに積み、田植え機に載せ替えます。1日に300~400枚近く運ばないといけないので、苗運搬は重労働です。重いものを運ぶと腕よりも腰がやられます。