まだ稲刈り終わっていません。やっと残りあと3反で終わりです。
10月になると日差しも柔らかく日中もかなりさわやかになってきました。これくらいの気候だと稲刈りも楽なのですが、9月の稲刈りは灼熱地獄のような環境でした。毎年だんだんと秋が来るのが遅くなるのでかなりつらいですね。
コンバイン(稲刈り機)は”刈取り”と”脱穀”の2つの仕事をしてくれます。刈取りはそのままで、稲の茎を切断します。脱穀は稲穂から籾(モミ:殻付きの玄米)を外します。
脱穀後の籾はこのような感じ。籾以外にも雑草の種、稲の茎、小石など様々なものが混じっています。これを食べられるようにするまでの作業を調製作業と言います。
まず、収穫したこの状態の籾を乾燥施設まで運搬します。収穫直後の籾はとっても青臭いです。
そして運搬してきた籾を穀物乾燥機に入れていきます。
お米というと固いイメージがありますが、収穫後のお米は水分が20%~30%ぐらいあるので爪などでも砕くことが出来る柔らかさです。これを保存が効くように15%以下まで乾燥させます。乾燥後はお米の大きさもかなり小さくなります。
70石入る乾燥機。この”石(こく)”というのは”加賀百万石”の石高の石です。現在では使われない容量の単位ですが、未だに穀物乾燥機では使われています。1石でだいたい180Lで籾だと150kgぐらいということです。”kg表示”だとわかりやすいのですが、これはこういうものなのでしょうかね。