2024年育苗開始

福井県もようやく桜が満開になりました。毎年、桜の開花の時期に1回目の稲の種まきが始まり、育苗と田植えを繰り替えてしていきます。

種まきは育苗箱に土を敷いて、種をまいて、水をかけて、さらに土で覆って完了。機械を使うので1時間で300枚以上作れます。これは機械作業なので簡単。

次に種をまいた育苗箱をサウナみたいな温室に入れて土から芽が出てくるまで保温します。だいたい2~3日ぐらい。昔はこの段階で種が窒息してしまって失敗することがあったので、今でも芽が出てくるまでは心配になります。

土から芽がでれば一安心。芽出し中は日光に当たっていないので、出芽したては真っ白。パレットのままトロッコに乗せてビニールハウスの中へ。

 

ここからは手作業。1枚づつビニールハウスの床に並べていきます。土が詰まった1箱が6kg以上あり、これを腰をかがめて床に置いていくのが意外と重労働。しかも晴れているとハウス内は高温になるので早朝か夕方にしかできない仕事。

最後に芽が日光で焼けてしまわないように銀色の遮光シートを掛けて完了。芽が白から緑色に変化してくるまで待ちます。4月だと3日ぐらいかかりますが、これが6月だと1.5日ぐらいで緑化してしまうので、6月の太陽ってすごいんだなと毎年思います。

毎年恒例の4月の強風です。朝起きたらこんな感じで側面のシートが風で空いていて、中が水浸しでした。最悪の場合は天井のシートが飛びます。幸い、苗を出したハウスは被害は無かったのでよかったのですが、自然災害は予想もしていないときに突然起こるので怖いですね。備えの防風ネットは欠かせません。

 

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