稲の種まき2022

育苗期になると毎日やることが多くてなかなか更新ができなくなってきました。無理のない程度に更新していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

一週間ほど水につけておいた種もみを今度はちょっと温度を上げてぬるま湯に1晩ほど漬けます。種子の発芽には酸素も必要なので、シャワーで酸素を水に溶け込ませます。発芽玄米を作るときに、定期的に水の入れ替えをするのはこのためです。

1晩~20時間ほどで芽が出てきます。初めてこの作業をしたときはどれくらいで芽が出てくるのか全く分からない状態だったので、1晩中起きて見ていたこともありましたが、何度もやっているうちにこの品種はこれくらいで、というのが分かるようになってきたので、芽が出ないか心配することもなくなってきました。

種から芽が出たら、土に種をまきます。土に水をかけて、病気の予防薬をふりかけて、種をまいて、最後に土をかぶせて完成です。

一般的な栽培ではここでも農薬を使用します。種子を発芽させる前にも一度消毒をしていますが、さらに芽が出た後にも殺菌消毒をします。これだけ何度も消毒をするのには理由があって、この後の工程で雑菌が繁殖しやすい状態になるためです。苗にとってかなり致命的な病気も発生しやすいため、気分的に処理をしておきたくなるということです。が、無農薬栽培をしたことがあると、この消毒必要なの?と思えてしまいます。

種をまいた育苗箱を積み上げて、数日保温して土から芽が出てくるのを待ちます。ここでの失敗体験として、土に水をかけすぎたことが原因で種が窒息して腐ってしまったことがありました。さらに温かいので、腐った種から雑菌が繁殖し、ほかの苗箱にも被害が広がってしまったことです。理由が分かれば対応は簡単ですが、本当に初めてのころはたくさん失敗したものです。

土からツンツンと白い芽が出てきたら外のビニールハウスへ移動です。ここから育苗開始です。

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