種もみの消毒

今日からハナエチゼンの育苗の準備に入ります。種子にはいろいろな雑菌が付着しているので、まずはそれを殺菌してからになります。

稲の苗は30cm×60cmの小さい箱にたくさんの種を詰め込まれて、その狭い中で20日間ほど過ごします。そのため雑菌が繁殖しやすく病気にもなりやすいため、種子の消毒は必ずやります。

60度のお湯で10分間。たったこれだけですが、処理をしていないものに比べるとはるかに病気になりにくいです。

そのあとは流水で冷やしてよく洗います。

消毒が終わったら水に浸けて発芽しやすい状態にします。注意点として水が10度以下にならないようにします。あまりに冷たい状態で何日も漬け込むと発芽不良を起こす場合があるので、この時期は特に気を付けます。

種もみは玄米と同じで水分を15%以下まで乾燥させて保管しています。発芽には「水と温度と酸素」が必要なので、毎日きれいな水に入れ替えてあげます。

12~13度で10日間ほど。このハナエチゼンという品種は8月後半の暑い時期に収穫する品種です。高温期に成熟した籾は発芽しにくいので、コシヒカリなどと比べると浸種の日数がかかります。来週後半ぐらいに種蒔きの予定です。

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