8月になりましたが相変わらず暑い日が続いています。雨も7月の豪雨以来、全くと言っていいほど降っていないので、田んぼもカラカラです。
この時期は田んぼを乾かすのですが、あまりの暑さに乾きすぎて地面が割れてきました。だいぶん深い溝ができています。
パイプラインの水もあまり勢いがありません。場所によってはほとんど水が出ないほどになってきました。水源の溜め池の水の残量も心配です。ここまで酷い暑さは今までにないくらいです。
5月末に植えたコシヒカリの穂が出てきました。例年よりも5日~1週間近く早いです。植物の生長スピードはほぼ温度によって決まりますが、それだけ今年は暑すぎるということです。
あまり暑い時期に穂が出ると、お米が白っぽくなりやすいです。いわゆる「乳白」というもので、通常ならデンプンが詰まって透明になるはずのところが、デンプンではなく空気が詰まって白くなります。
暑いと稲もエネルギーを消費するので、お米に貯めるはずの糖質(デンプン)を自分のために使ってしまいます。また、水が足らない場合もお米までデンプンが輸送できなくて部分的に白くなることもあります。デンプンがお米の旨みの主成分なので、白っぽいお米は味が悪い場合があります。
昨年、一昨年は冷夏でどうなるかと心配していたのですが、今年は猛暑です。この先、収穫まで稲が頑張ってくれるのを期待するしかありません。