豚コレラと害獣対策

稲の害獣というとイノシシとシカ。シカは田植え後から稲が硬化してくるまでの期間、イノシシは田んぼを乾かし始めてから収穫までの期間で特に問題になります。7月も中旬になるとイノシシの活動も活発になるので、そろそろ電気柵の準備です。

電気”柵”といっても2~3本の電線で農地を囲うだけなのですが、動物に対してはかなりの効果があります。さらに電気柵の内側に防獣ネットやワイヤーメッシュなどで一度にすり抜けられないようにするとほぼ完璧です。デメリットとして、雑草が電線に擦れると漏電してしまうのでこまめな除草が必要です。山間の田んぼだと電気柵はほぼ必須で、これが無いと収穫できる稲も数日で無くなります。それくらいイノシシの被害は大きいです。

これは昨年の8月後半の写真。夕方になるとエサを探して山から出てきます。基本的に夜行性です。毎年今くらいの時期になると田んぼの畦を掘り返してある場所が増えてくるのですが、今年はかなりおとなしいです。今年の冬は雪が少なく、越冬したイノシシがたくさんいて今年も大変そうだと思っていたのですが、今のところほとんど被害がありません。

おそらく原因は今”はやり”の豚コレラではないか?と思います。昨年末に隣県の岐阜で見つかった豚コレラの感染個体ですが、数日前には私どもの田んぼのある福井県越前市でも発見されており、かなり広がっているみたいです。これから11月頃まではイノシシはとにかくエサを探して広範囲を移動するので、イノシシが出る地域は豚の被害も出やすくなるのかもしれません。自然界には不思議なバランサーが働いていて、急激に増えすぎたものはなぜが減り、自然本来のバランスに戻るというシステムがあります。これもその影響なのでしょうか。

 

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