出芽からそろそろ1週間

今週前半は雪が降るほど寒く、苗もダメになってしまうのではないかと心配をしていたのですが、先日から急に暖かくなってきて今度はムレ苗の心配が出てきました。

早朝の水やり。午前中は光合成が活発になる時間帯なので、たっぷりと水をやります。光合成に必要なのは水と二酸化炭素。これらから活動のエネルギー源となる炭水化物を作ります。

ただ、水と二酸化炭素以外まったく何も必要としないのではなく、チッソ成分やその他のミネラル分は必要です。人間の食事に例えると、主食のご飯は食べる必要が無く、それ以外のおかずは食べなくてはならないので、”植物の光合成は最強”ということではないです。

ハナエチゼンの苗をビニールハウスに並べてから1週間目。まだヒョロヒョロしていますが、もうしばらくしたら1葉目が開きそうです。1.5葉目になったらプールに水を張ります。

育苗期間中で心配になるのが気温と水です。暑すぎても寒すぎてもダメ、水のやりすぎ、乾きすぎもダメで、稲の栽培の中で苗作りが一番難しいと感じています。人間や動物の赤ちゃんは不快に感じると泣いて知らせてくれるのですが、植物はそれが無いので、こちらがずっと見守ってやる必要があります。特に4月は一日の温度の変化が大きいので、苗がヨレていないか、気温が高すぎないか心配になって一日に何度も苗を見に来ます。

福井県でもようやく桜が咲き、今日で7分咲きぐらいでしょうか。毎年なら雪が解けてようやく”春”を実感するところなのですが、今年は雪も積もらず、ずっと暖かかったのでなんだか変な感じがします。

4月の雪

そろそろ桜も咲く頃になってきたのですが、先週末からの寒波で福井県では雪がちらつく毎日です。

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2019年度 1回目の種まき

2019年の1回目の稲の種まきを行いました。毎年、1回目の作業時は何かしらトラブルがあるので心配をしていたのですが、今回は何事もなく終了しました。

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播種(種蒔き)の準備

先々週から水に漬けてきたハナエチゼンの種籾の芽出しを行います。13度ぐらいの水温でもずっと水に漬けておけば自然と発芽するのですが、種によって発芽する時期がバラバラになるので、少し水温を上げて一気に発芽させます。これを催芽(さいが)と言います。

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年度別栽培まとめ