今回の台風10号、太平洋側はかなり雨が酷かったみたいですが、日本海側の福井県はそよ風と適度な雨程度でほとんど被害はありませんでした。台風は農作物にとっては大敵なので、この時期は天気予報ばかり見ています。
農業日誌
稲刈りの準備
日本は南北で結構な気温差があるので、稲刈りのシーズンというのは地域ごとに異なっています。福井県ではだいたいお盆過ぎぐらいから稲刈りになります。暖かい地域の新米はもう既に出回っていますね。
続々出穂中
稲の穂が出ることを出穂(しゅっすい)と言います。近年は毎年暑いのですが、今年はさらに暑いのか、穂が出る時期が例年よりも早いような気がします。
稲の追肥も終わり
ようやく北陸地方も梅雨明けしました。と言っても、福井県は北陸で一番南なので、1週間ほど前からほぼ梅雨明けの状態でかなり暑いです。こんな中で、この時期一番の重労働の追肥作業。
背負い式の散布機に肥料を20kgほど入れて、田んぼの周囲を歩きながら肥料を散布していきます。この作業がかなりキツイ。汗だくになることはもちろんのこと、有機肥料の匂い、足腰への負担も大きいので作業が終わるころにはフラフラになります。毎日1000kgほどの散布作業。
ことし最後の1袋。やーっと終わりました。この追肥作業をしなくても良い化成肥料はやっぱり楽ですね。こう考えると、化学合成の肥料や農薬といった農業技術の進歩は持続的な農業を進めていくには必要なことだと思います。
日々の作業
田植えから稲刈りまでの期間は、ほぼ毎日田んぼの周囲の草刈り。農家の作業のうち、作業時間の半分以上が草刈り作業のような感じもします。梅雨時期は雨が多いので刈っても刈っても伸びてきます。