くん炭の作り方

燻炭ができるまで

燻炭作りに必要な材料と作り方を紹介します。最初は灰になってしまったりと難しいですが、慣れてくると別の作業の片手間に作れるようになります。

用意するもの

  • 新聞紙や藁などの着火材とライター
  • バケツと大量の水(火消用)
  • スコップ(かきまぜ用)
  • 軍手(くんたん器、スコップが熱くなります)
  • くん炭器

燻炭器はホームセンターなどに売っている1500円ぐらいの安いものでもけっこう長持ちします。だいたい100回ぐらい使っていると煙突の内部がタールでドロドロになって穴が詰まってくるので買い替えです。

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新品のくん炭器

5年目のくんたん器

5年目のくん炭器

注意事項

  • 周囲に燃えるものがない広い場所で行います。風が強いとモミガラから炎が出て危険です。
  • 燃え始めは大量の煙が出るので近くに民家があると迷惑になります。
  • 水をかけても完全に火が消えていない場合があるので、作ってすぐに屋内に入れると火事の危険性があります。当農園では作ってから5日間は小袋に分けて外に置いておきます。
  • 煙は刺激があるので、目や鼻に入らないように注意します。
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大量の煙が出ます

風が強いと炎が出ます

風が強いと炎が出ます

くん炭の作り方

まず、枯草や新聞紙を丸めたもの、木屑を積み上げて火をつけます。たくさん用意しておかないとモミガラに火が付く前に消えてしまう場合があります。

当農園でいつも使っているのは藁束(稲ワラの束)です。ワラの燃えカスも一緒に使えるのと、結構な火力があるので十分火が付きます。どうしても火が付く前に消えてしまう場合は、丸めた新聞紙などに灯油をかけるという方法がありますが、危険なのでおすすめしません(ガソリンは気化爆発するので厳禁です)。

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火がついたのを確認したらくんたん器の下の部分をかぶせ、くんたん器の周りによく乾いたもみ殻をかけていきます。

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煙突をつけて上のほうまで積み上げます。たくさん作ろうと思って積み過ぎると混ぜるときに熱くてたいへんなのでほどほどに。

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煙突から青白い勢いのある煙が出ていればモミガラに火がついています。いつまでたっても白いモクモクとした煙しか出ない場合は、モミガラに火がついていないので、くんたん器を掘り起こしてやり直しです。

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最初の30分ぐらいは火の勢いが強いので煙突の周囲から黒くなっていきます。そうしたら周囲のもみ殻を黒くなった部分にかけてやります。しばらくすると火も落ち着いて目を離しても大丈夫になります。

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これくらいになったら混ぜる

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混ぜ合わせた後

積み上げた籾の量にもよりますが、大体2時間ぐらい経つと周囲も黒くなってくるので、下から上に切りかえす感じで黒くなった部分の上に被せていきます。ちょっと表面が黒くなっただけで混ぜてしまうと、せっかくの火が弱まってしまうことがあるので写真にあるぐらいまで我慢したほうが仕上がりははやいです。

これくらいになったら、スコップで下から大きくすくい上げるようにして全体的に混ぜ合わせます。

混ぜてから10分ほどでほぼ真っ黒にるので、くんたん器をはずして水をかけて火を消します。かなり熱いので注意します。

くん炭は水をはじくので水をかけただけでは表面の火しか消えません。全体をよく混ぜて温度を下げてやらないとすぐに再燃焼して灰になってしまいます。

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自分が作るときは1山あたりバケツ1杯(10L)の水をかけて、1,2分ほど煙の臭いがしなくなるまでスコップで混ぜています。慣れてくると少しの水だけで火が消せるようになり、割とサラサラのくん炭ができます。

まだ熱いうちによく広げて、水分を飛ばして完成です。乾かすときのポイントは、いままでくん炭を作っていた場所に広げると地面が熱いので再燃焼して灰になりやすいです。隣の別の場所に広げます。

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コツをつかむまでは途中で火が消えたり灰にしてしまったりと難しいですが、慣れてくると別の仕事の合間にでもできるようになります。朝の8時に火をつけ、9時ぐらいにちょっと様子をみて、11時に切り返して、13時に火を消し、15時に袋詰めして終わりです。

くん炭器3つで1にちにフレコン1袋(800~1000L)ぐらいはできます。

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