3年度 田植え開始

4月下旬。令和3年度の田植え開始です。10年ほど前だと5月の連休ぐらいから田植えをするのが気候的に良かったのですが、近年は温暖化の影響で4月下旬くらいから田植えをしても問題ないくらいです。

まずはトラックの荷台に苗積み。以前はこの時期の田植えだと苗が短がすぎて悩むことが多かったのですが、ここ数年は伸びすぎて悩むことの方が多いような感じです。それくらい春先の気温が高くなっているのが苗の長さを見ても実感できます。

8条の田植え機で1反(10a)あたり約15分で植えていきます。田植えのコツは田植え機を出来るだけ止めないこと。田植え機には2人乗る、肥料は最初に全部乗せる、苗継ぎは最少になるように密苗を使うなど、田植え機が常に動いているようにするとスムーズに田植えが出来ます。

田植え直後の苗。お米が穀物として優れているのは、この1株数本の苗が20本以上に増えることです。このスカスカの田んぼも6月頃には水面が見えなくなるほどです。ちなみに同じイネ科の麦も同様に増えます。

まだ水が張ってあるだけの山間の水田地帯ですが、これからどんどん田植えが始まります。1ヶ月後には田植が終わり、6月頃には緑色、8月後半には黄金色の風景が見られると思います。

農業用の機械の減価償却は7年ですが、本当に6~7年ぐらいたつと故障が異常に目立つようになります。今年の田植え初日は田植え機が全く植え付けできなくなったり、2日目には肥料がでなくなったりと、機械的な故障がいくつかありました。

予定通り進まないと気分的にも疲れますが、何とかハナエチゼンの田植えは終了。次は今週中にもち米を植える予定ですが、天気予報を見るとずっと雨。空模様を見ながらの田植えになりそうです。

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