一番最初に種をまいたハナエチゼンの苗の緑化が完了したので、今後はプールに水を張って管理していきます。
ビニールシート(農ビ)や厚手のブルーシートでプールを作って、その中に苗を入れて水を張ります。通常は苗を並べる前にシートを下に敷いておきます。
まだ苗が小さいので、水没しない程度に水を張ります。重要なのは根と茎の付け根の部分(玄米の胚の部分)が常に水に浸かっているようにします。この部分が細胞分裂を行う稲の生長点です。イネ科の雑草は何度地上部分を草刈り機で刈ってもどんどん伸びてきますが、生長点が地下にあるのが理由です。
水を張った後は、毎日の水やりと温度管理から解放されるので気分的にも楽になります。基本的に寒くなかったらビニールハウスは全開、水が少なくなったら足す、これだけなので、丸一日外出しても”苗が心配”ということはなくなります。デメリットは徒長しやすいことでしょうか。また肥料も良く効くので、高温期のプール育苗だと苗イモチにもなりやすくなります。あとは田植えができるくらいまで大きくなるのを待つだけです。