冬の間は急ぐような作業もなかったのですが、春になると急に忙しくなり、農業ってこんなに大変なものだったのかと毎年この時期は考えてしまいます。
ビニールハウスのシート張り。側面を張って、天井のシートを掛けて、ビニール紐で全体を固定したら完成。1棟1時間ほどの作業です。このシートもずっと使えるものではなく経年劣化で破れたりするのはもちろんですが、材質がビニールなので、だんだんとビニールが固く、色も濁ってきます。日当たりの悪い中での育苗だと苗が徒長しやすくなるので、数年で買い替えです。
種もそろそろ準備に入ります。これも毎年恒例ですが、塩水選で種籾を選別するところから始めます。昨年のハナエチゼンのモミは登熟が良かったのか、あまり浮いてきませんでした。選別後、消毒をして、その後は1週間ほど水に浸けて芽出しの準備です。
水を張った田んぼにサギが集まってきました。冬眠明けのカエルを食べるためですが、まだちょっと早いみたいです。それにしてもいつも気になるのですが、なぜか全羽同じ方向を向いて休みます。