稲は収穫間近になるとお米の水分がだんだんと減ってきます。25%を切るくらいになってくると”そろそろ稲刈り”となります。
収穫前の稲穂を数本取ってきて籾の水分を調べます。1枚の田んぼの中でも地面が乾かない場所、よく乾く場所があるので、数か所で採ってきて混ぜて調べます。また、稲穂は先の部分から成熟していき、根元の部分は一番最後になるので、稲穂1本でも水分のバラつきがあります。
手で穂からモミを取りはずします。よく乾いているのか、籾離れも割と良いです。
玄米ではなく籾の水分なので、あまり正確ではありませんが24%ぐらい。まだちょっと高めですがこれくらいなら2,3日したら刈っても良いくらいです。
籾をよく見ると、殻が割れているものがたくさんあります。これは気温が高すぎて急激に登熟(成熟)が進んだためです。皮が破れて中身の玄米が見えてしまっており、お米の品質が下がります。8月に登熟する早生品種は割れ籾が発生しやすいですが、今年は特に多いような感じがします。
まだ田んぼを見ると青く見えますが、今年は見た目以上に乾いています。今年はどんなお米が採れるのか心配になります。