お米はモミ(玄米+殻)の状態で収穫され、乾燥後に籾すりで玄米とモミ殻に分けられます。ここで問題になるのがモミ殻の後始末です。
玄米についていた籾の殻です。モミの3割が殻で残り7割が玄米になります。3割というと少ないと思われますが、下の写真のようにものすごい量が溜まります。フカフカしています。
4mぐらいの高さの山ができます。だいたいみなさん燃やしますが、これが意外と燃えにくく、しかも煙がすごいので処分するのが手間です。ゆっくり何日もかけてじわじわ燃えるので、近くに飛び火して火事になったりすることもあります。
モミ殻は中に玄米が詰まっているととにかく硬く、鉄のパイプにも穴を開けます。
乾燥機の排出口に写真のような鉄でできたパイプがあるのですが、ここを通って籾が出ていきます。この時にパイプの内部を傷つけて穴が開きます。
何度も鉄板の継ぎはぎをして修復した跡です。
穴が開くと頭の上からモミの雨が降ってきます。