2月も後半になると急に暖かくなってきて、残雪もほとんど消えてしまいました。そろそろ今年の稲作の準備に入ります。
まずは施設内の片付けから。これから育苗で施設を使用するので、邪魔になる機械と備品の移動。稲作はトラクターや田植え機など移動可能な機械から、乾燥機などの施設固定の機械まで本当にたくさんの機械を使用します。また、シーズンごとでも使用する機械が異なるので、その都度、準備と片付けを繰り返しています。毎年作付面積を拡大している農家だと、当初の施設では場所が足らなくなってどんどん施設を増築していくので、結構変な形の施設や倉庫になっていきます。将来を見越して大きな施設を最初に建てるのが良いのですが、なかなか難しいと思います。
今まで使ってきた田植え機。毎年30ha分をこの一台で植えてきましたが、一昨年ぐらいから急に修理頻度が増えてきました。昨年はかなり致命的な故障もあり、もう買い替えた方がいいんじゃない?ということで、
今年から新車です。農業機械にも自動運転の流れが来ていて、この田植え機だと田んぼ内を自動で植えることが出来るみたいです。ただ、他の農家さんがこの機械を使っているのを見ていると、なかなかまっすぐには植えてくれないようです。また、GPSを使っているので曇っていると精度が悪くなるとのこと。でも、田植えに関わる作業人数は減らせそうなので、それには期待です。
今年の気候予想は一年を通してかなり高温気味とのこと。冬の間もあまり雪が降らなかったので、害虫も多く発生しそうです。今年も稲作にとっては厳しい年になりそうですが、頑張っていきたいと思います。