育苗

育苗途中経過

4月の前半に播種をした苗の途中経過です。雪が降るくらい寒い中にもかかわらずビニールハウスに苗を並べたので生長はやや遅れ気味です。

一番最初に種をまいたハナエチゼンの苗。地上部分はだいぶんフサフサしています。プール育苗だと水分や温度のムラがほとんど無いので見た目はきれいな苗になります。

だいたい2.5葉目ぐらいでしょうか。背丈は10cm。この品種はなかなか背丈が伸びないにもかかわらず早生品種なので、毎年田植ができるくらいまで背を伸ばすのに苦労します。根が苗箱に入りきらずとびだしてきました。プール育苗だとこんなことが起きます。

この品種は日本晴で、こちらもだいたい10cmぐらい。ちょうど雪が降った日にビニールハウスに並べた苗です。こちらも遅れ気味です。

まだ2葉目なので根の張りもいまいち。来週後半には田植の予定なので、連日の20度を超える暑さに期待するしかありません。

苗の一部が寒さに当たって地上部が完全にクリーム色に委縮してしまったものですが、根は大丈夫だったみたいでプールに漬けておいたらだんだんと元通りに回復してきました。イネ科の植物は根元がしっかりしていれば生長することが出来るのが強みです。

プール育苗

一番最初に種をまいたハナエチゼンの苗の緑化が完了したので、今後はプールに水を張って管理していきます。

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出芽からそろそろ1週間

今週前半は雪が降るほど寒く、苗もダメになってしまうのではないかと心配をしていたのですが、先日から急に暖かくなってきて今度はムレ苗の心配が出てきました。

早朝の水やり。午前中は光合成が活発になる時間帯なので、たっぷりと水をやります。光合成に必要なのは水と二酸化炭素。これらから活動のエネルギー源となる炭水化物を作ります。

ただ、水と二酸化炭素以外まったく何も必要としないのではなく、チッソ成分やその他のミネラル分は必要です。人間の食事に例えると、主食のご飯は食べる必要が無く、それ以外のおかずは食べなくてはならないので、”植物の光合成は最強”ということではないです。

ハナエチゼンの苗をビニールハウスに並べてから1週間目。まだヒョロヒョロしていますが、もうしばらくしたら1葉目が開きそうです。1.5葉目になったらプールに水を張ります。

育苗期間中で心配になるのが気温と水です。暑すぎても寒すぎてもダメ、水のやりすぎ、乾きすぎもダメで、稲の栽培の中で苗作りが一番難しいと感じています。人間や動物の赤ちゃんは不快に感じると泣いて知らせてくれるのですが、植物はそれが無いので、こちらがずっと見守ってやる必要があります。特に4月は一日の温度の変化が大きいので、苗がヨレていないか、気温が高すぎないか心配になって一日に何度も苗を見に来ます。

福井県でもようやく桜が咲き、今日で7分咲きぐらいでしょうか。毎年なら雪が解けてようやく”春”を実感するところなのですが、今年は雪も積もらず、ずっと暖かかったのでなんだか変な感じがします。

4月の雪

そろそろ桜も咲く頃になってきたのですが、先週末からの寒波で福井県では雪がちらつく毎日です。

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