8月になりました

夏らしい暑い8月を迎えています。適期に植えたコシヒカリだとこの一番暑い時期に穂が出てくるのですが、昔に比べてこの時期は昼だけでなく夜も暑いので、稲も休むことが出来ずに疲れてしまいます。そのため、日中にせっかく作ったデンプンも自分のために使ってしまうので、お米が小粒になったり、乳白米が増えたりとあまり良いことがありません。

ちょうど今頃が5月後半頃に植えたコシヒカリの出穂時期ですが、高山農園のコシヒカリは6月中旬に植えているのでまだしばらくは穂が出てきません。代わりに、一番最初に植えた日本晴の穂が出てきました。9月中旬には収穫できそうです。

今年はヒエが例年より多い気がします。除草剤が今までと違うものを使うようになったことが原因かもしれませんが、別の農家さんの田んぼを見ても、ポツンぽつんと生えています。この程度なら調製時に取り除けるので問題なし。

イノシシも元気です。何かしらの対策をしていない田んぼは、ほぼ必ずと言っていいほどイノシシが遊んだ跡があります。苗から育ててきて、あと少しで収穫というところでダメになってしまうのは悲しい気分になります。

イノシシかシカかはわかりませんが、食べられています。最近は稲の病気よりも、カメムシなどの害虫よりも、害獣による被害が一番多いような気がします。

新幹線横の田んぼ。電気柵も防獣ネットもワイヤーメッシュも何もないのでスカッとしています。イノシシやシカが出る前はこれが普通だったのですが、10年ほど前から出没するようになってからは田んぼは”守らないと”いけなくなってしまいました。広大な農地を守るというのは大変なので、何とかならないものかとは思っています。

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