最後に稲刈りをした田んぼでちょっと変わった稲の病気を見つけました。
稲穂に出来る病粒で、こうじ菌に感染することで発病します。「稲こうじ病」と呼ばれるもので、何年かに一度発生する珍しい病気です。地域性もあって、一度も発生したことのない場所では全く見かけません。
天然のこうじ菌なので、これを培養するとお酒や味噌、甘酒などもできるかもしれません。が、稲にとっては病気で、これに感染したお米は小粒で黒くなります。
籾すり機にモミを入れる前に粗選機を通すのですが、藁クズと一緒に病粒も大量に出てきます。被害米は小粒なので網下米としてほとんど排出されるのでカメムシによる黒点米よりはマシです。