稲の獣害対策

稲の害獣というと主にイノシシとシカ。どちらも収穫が出来なくなってしまうほどの被害が出るので、対策をする必要があります。

10年ほど前までは収穫前になるとこのような感じで田んぼの周囲に電気柵や防獣ネットを張って、田んぼにイノシシが入ってくるのを防いでいました。電気柵は動物にとっては非常に有効で、防獣ネットと組み合わせて一気に突破できないようにすれば、ほぼ大丈夫でした。これでイノシシの被害はほとんど止まったのですが、

今度は田植え直後から鹿が出没するようになり、3mほどの支柱を立て、それに紐を張るなど、シカ対策も必要になってきました。シカは厄介で、2mでは簡単に跳び越えるのでどうしても3mの高さは必要。それゆえ作業をするのも大変でした。

害獣対策の柵をした後は草刈りも一苦労。ネットや電気柵を切断しないか、草刈り機が紐に引っかからないかなど危険なこともありました。

しかも町内の道路脇がこんな感じになるので景観も悪くなります。

かと言って、何もしないとイノシシに土手を崩される・・・・。

田んぼ1枚ごとにする必要があるのでそれだけでも大変な労力ですが、作物のことを考えるとどうしても対策をする必要のある作業でした。

しかし2020年から田んぼではなく、動物が出てくる山の麓に獣害フェンスを設置する作業を始め、今年で4年目になります。農家個人で田んぼを囲むのではなく、町民で町内ををぐるっと囲む作業で、毎年1kmづつ延長しています。

山の斜面に高さ2mのワイヤーメッシュの柵。斜面の勾配があるので、2m以上の効果があります。高さがもっと必要な場所はこの上に電気柵。こんな感じで町内をぐるっと4km囲いました。実感としてはイノシシやシカの被害はほぼ無くなり、個々の農家での獣害対策もほぼする必要が無くなりました。

山間の田んぼでも柵をしなくても良くなり、かなりすっきりしました。ただ、これで終わりではなく、定期的な補修をしないといけないということ。また、1つの町で終わるのではなく、地域全体での取組も必要なこと。もう1つ、川からもイノシシやシカは上がってくるのでこれをどうするかということ。

結果としてはかなりの効果を上げているので良かったと思います。あとはこれをどれだけ維持できるかでしょうか。また、この柵、少しでも熊から逃げる時間を作ってくれることも期待できます。

 

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