梅雨と台風の時期の草刈り。毎年のことですが、草刈りをした後の用水路の様子が気になります。
自分みたいに草刈りの下手な人が草を刈るとこんな風になります。まっすぐ用水路があるのですが、刈った草が詰まって見えなくなっています。
これを放置すると雨が降った後に用水路の水があふれて田んぼに入ってきてしまいます。この”水が入る田んぼ”は草を刈った自分の田んぼではなく、基本的に”下流にあるの他人の田んぼ”です。草が下流に流されてそこで詰まる為です。
別の農家さんが管理している田んぼに水が入ってしまうのでものすごく迷惑をかけることになります。田植え後の田んぼだと苗が流されたり、除草剤を流してしまったりということがあり、収穫期前だと稲を倒してしまうので迷惑どころか損害賠償ものです。
田んぼは隣との明確な境界が無いので割とお互い様的な部分があり、なるべく迷惑が掛からないようにするのが暗黙の了解みたいになっています。なので、雨が降ると自分の田んぼが心配で見に行くというよりは、自分の作業や田んぼの管理のせいで周りの田んぼに迷惑になっていないかを確認しに行くという意味合いが強いです。
用水路の管理も農家の仕事。現在はパイプライン用水が主でもう使われなくなった用水路でも、草を刈った後はきちんと草や泥を上げておきます。自分の田んぼのためだけではなく、別の農家さんのためでもあります。
すっきりしました。
これも用水路。この川から農業用水を取水しており、取水口の管理(ゴミ掃除など)も各農家の毎日の仕事で、雨が降った日の当番だと不安になります。足を滑らせるとニュースになってしまいます。