6月10日に北陸地方も梅雨入りしました。昨年よりも2週間以上も早いみたいです。こういう年は雨のあまり降らない梅雨で、梅雨が明けるのも早く、夏は猛暑となることが多いです。今年はどうなるのでしょうか。
どんよりとした梅雨らしい天気です。まだ田植えが全部終わっていないので、残りは天気の良い日を狙っての田植えになりそうです。天気が悪いと苗も良く伸びるので、伸びすぎにならないかが心配です。
梅雨の時期に心配になるのが病気の蔓延です。特にイモチ病。苗を田んぼに植えたばかりだと、まだ葉や茎が柔らかいので病気に感染しやすく、雨の日は心配になります。あぜ道の雑草にもすでに病斑が出来ているので怖いです。
梅雨の時期までに田植えを終わらせることがイモチ病対策の1つなのですが、毎年の気候を読むのは大変困難なので、これだけは遅植えのデメリットだと思います。
田植えの合間を見て田んぼの除草。完璧には出来なくても8割~9割減らせれば問題ないくらいになります。田植えから30日~40日ぐらいまでは除草に入ります。
何年も農薬不使用で栽培をしている田んぼの泥はトロトロなので歩きやすいのですが、有機に転換して1、2年目の田んぼは粘性のあるネトネトの泥なのでものすごく歩くのがたいへんで疲れます。田んぼから出ると足に重りをつけているような感じになるくらい足が重く、うまく歩けません。
さらに時間があったら育苗関連の後片付け。準備をした時の逆の順で全部片付けます。機械や育苗箱は水洗い、ビニールハウスのシートは全部干して乾かします。農業関連の機械や備品は想像以上に高価なので、整備して長年使えるようにするのも大切なことだと思います。