5月初旬に種を蒔いた品種の苗が出来上がってきたので、今週も田植え週間です。まずはミルキークイーンを植えます。
だいぶん徒長気味(伸びすぎ)の苗です。この時期はとにかく暑く、苗に水をやると上に上に伸びようとします。だからと言ってあまり水をやらないでいると根元がやられて枯れたり病気になったりと、高温期の苗の管理は難しいです。
私どもの地域はイモチ病という稲を枯らしてしまう怖い病気が発症しやすい地域で、その1つの対策として、床土の肥料を限界まで減らしています。そうすることで硬くて葉先がまっすぐ上を向いている苗を作ることができます。
田植え直前になるとだいぶん肥料切れで一葉目が黄色く、淡い色をしています。それでもこういった苗にすることで、苗イモチは発病することが無くなりました。
苗イモチの病斑。苗イモチ、葉イモチ、穂首イモチ全部経験しています。経験上、イモチ病は発病してからでは病気が広がるスピードが速すぎて対応はまず無理です。予防しかありません。
ミルキークイーンの田植え。と言っても品種が変わるだけでいつもとすることは一緒です。いつも自分は田植え機の後ろに乗って苗や肥料の補充をしているのですが、田んぼの水面の照り返しが痛いくらいに暑いです。今日は2ha植えて終了。
この前の日曜日。雄の方のコウノトリ。いつもの巣塔ではなく隣の電柱の上ですごい恰好で鳴いているので何かと思ったら、
別のコウノトリが上空を飛んでいました。コウノトリは縄張り意識が強いみたいで、この個体がいなくなるまで追い回していました。この地域に何かコウノトリを引き付けるものがあるのでしょうか。