お米ができるまで

くん炭の作り方


くん炭1 まず、ワラや枯草、新聞紙などの燃えやすいものを積み上げて火をつけます。大量に用意しておいたほうが失敗は少ないです。

くん炭2 くん炭器をかぶせて、火がついているのを確認して周囲に”よく乾いた”モミガラをかぶせていきます。湿った籾を使うと火がつかなかったり、時間がかかります。くん炭器はホームセンターなどに売っている安いものでも3年くらいは使えます。

くん炭3 くん炭はモミガラに火をつけて燃やすというよりは、煙で燻してモミの水分だけ抜いた状態のものです。完全に燃えてしまうと灰になります。くん炭器に接した面の籾がらに火がつけばあとは自然に中心部から燃え広がります。

くん炭4 煙突をつけて、煙突の上位ぐらいまでもみ殻を周囲に積み上げます。

くん炭5 青白い煙が勢いよくでていれば問題はありません。煙が白くてモワモワと勢いがない場合だと、モミガラに火がつかなかった可能性があります。その場合はくん炭器を掘り返さないといけないので、最初の燃料材はたっぷり使った方がよいです。

くん炭6 最初の30分ぐらいは火の勢いが強いので煙突の周囲から黒くなっていきます。そうしたら周囲のもみ殻を黒くなった部分にかけてやります。しばらくすると火も落ち着いて目を離しても大丈夫になります。

くん炭7 積み上げた籾の量にもよりますが、大体2時間ぐらい経つと周囲も黒くなってくるので、下から上に切りかえす感じで黒くなった部分の上に被せていきます。ちょっと表面が黒くなっただけで混ぜてしまうと、せっかくの火が消えてしまうことがあるので写真にあるぐらいまで我慢したほうが仕上がりははやいです。

くん炭8 これぐらいになったらもうすぐ出来上がりです。

くん炭9 ほぼ真っ黒になったらすぐに水をかけてよく混ぜます。くん炭は水をはじく性質があるので、水をかけただけでは火は消えません。よく混ぜて温度を下げてやらないとすぐに再発火して灰になってしまいます。
自分が作るときは1山あたりバケツ1.5杯の水をかけて、3分ほど煙の臭いがしなくなるまでスコップで混ぜています。これだけで火は消えます。

くん炭10 まだ熱いうちによく広げて、水分を飛ばして完成です。コツをつかむまでは途中で火が消えたり灰にしてしまったりと難しいですが、慣れてくると別の仕事の合間にでもできるようになります。朝の8時に火をつけ、9時ぐらいにちょっと様子をみて、11時に切り返して、13時に火を消し、15時に袋詰めして終わりです。

くん炭11 煙突3山でだいたい100Lの袋8〜10個分ぐらい作れます(1日にフレコン1個の計算です)。この袋はすぐに建物の中に入れずに3日ほど外に置いておきます。火が消えていなくて再発火する恐れがあるということをよく聞くので、安全のための処置です。

くん炭12 薫炭の使い方として、田んぼで使用する場合は1反(10a)あたりフレコン1個をブロードキャスターで散布しています。散布時期は、稲刈り後の田んぼが良く乾いている時期が最適です。くん炭が乾いていなかったり、田んぼが柔らかいとかなり大変です。

くん炭13 他の使い方として、高山農園では育苗用の土にくん炭を1割ほど混ぜています。土の通気性を良くすることと有機肥料入りの床土を使った場合にカビが生えやすくなるのを防ぐためです。くん炭は水をはじくので、あまり混ぜすぎると発芽率が低下する可能性があります。全体の3割くらい混ぜることができれば箱も軽くなるし、苗の根張りも良くなるのではないかと考えています。
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