除草剤

除草剤は用法、用量をきちんと守って使用すればとても便利な農薬です。高山農園でも農薬不使用栽培のお米以外は田植え時に除草剤を使用して栽培しています。

農薬には除草剤の他に、殺虫剤、殺菌剤などがありますが、現代の稲作でなくてはならないのが「除草剤」です。

除草剤を使用しないと、田んぼの中はこんな感じに様々な雑草が生えてきます。雑草は稲の養分を横取りしたり、日当たりが悪くなったり、根が伸びる場所を邪魔したりと良いことはありません。

田んぼの中の雑草は根がものすごく強く大繁殖するので、生えて大きくなってしまったらもうお手上げです。無農薬栽培の場合は、雑草が「生えないように、生えても大きくならないように」する様々な工夫と時間をかけて対処しますが、

それを除草剤を1回使用するだけで、ほぼ100%雑草が生えてこないようにすることができます。それくらい除草剤の効果は偉大です。農薬不使用の稲作をしていると除草剤の素晴らしさをとても実感します。

田植え機に備え付けのこの小さな箱に除草剤を入れて田植え時に散布します。少なすぎてもダメ、多すぎても稲がダメになるので、きちんと用量を守ることが大切です。

いつも使っている除草剤ですが、「ピラクロニクルとプロピリスルフロン」の2つの化学成分が入っています。

別の除草剤には「シハロホップブチル、ベンゾビシクロン、MCPB」の3つの化学成分が入っています。

このように、商品によっては入っている化学成分の量が違うので、田植え時に除草剤を1回使用と言っても実際に使用した農薬成分の量は結構違うことがあります。これは風邪薬の「解熱剤」だけのものや、「解熱剤と喉に効く成分」が入っている薬などと同じように考えることができます。

”医薬”の風邪薬も使い方や用量を間違えると大変なことになるように、”農薬”の除草剤も用法、用量を守ることが大切です。

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