飼料米の田植え

稲作農家のゴールデンウィークは田植え週間です。先日のハナエチゼンに続き、次は飼料米の「夢あおば」という品種を植えます。

種を蒔いてから田植までに21日しか無かったので、目一杯伸ばした苗です。フニャフニャの不格好な苗です。普通は土から芽が出てから最低でも20日以上は育苗するものなので、播種から21日というのはものすごく早いです。

まだ2~2.5葉期なので根張りも悪いです。稲の根は葉が1枚増えるごとに根の本数も増えるので、日数が経っていないとこんな感じになります。

何とか田植え機に載るような感じで、土がボロボロ崩れます。1葉目までが5cmぐらいあり、ものすごい徒長癖がついています。まぁ飼料米だからいいかと。

こちらは同じ品種で、播種から26目の苗です。4葉前後で根もしっかりしており、茎も太くまっすぐ上を向いています。

余裕があればこのような普通の苗もできるのですが、今年はとにかく忙しくて時間が無い・・・。

並べると右の不格好さが目立ちます。右はフニャフニャなので、田んぼに植えても真っ直ぐ立たないものもあります。泥の下敷きになってそのまま埋まってしまうものも・・・。

忙しいという言い訳で手を抜くと、結局うまくいかないということです。

飼料米は地元の鶏牛豚などの餌になるお米です。家畜がお米を食べて育ち、その肉、卵、牛乳などがごはんと同じように私たちの食卓に並ぶようになります。飼料米は私たちが直接食べるものではありませんが、後々畜産品に形を変えて私たちのところにやってくるのです。

 

 

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