稲は田植えからではなく、苗を育てるところからが栽培です。今日はその種まきの準備をします。
作業所内を片付けました。フォークリフトで作業をするので、広いスペースが必要です。
まず、育苗箱を保温して芽出しを行う器具の組み立て。これはフレームを組み立て、シートを掛けるだけなので簡単。
次に育苗で使う土の搬入。苗床用の土なので床土(とこつち)と言います。この1袋で1トンあります。
天然の土には雑菌がいるので、この土は一度焼いて消毒してあります。また、通気性が良くなるようにダマ状になっています。根が伸びるには酸素が必要なので、このダマが重要です。
そして育苗箱。30cm×60cmの箱で1枚700gあります。これに土を詰めて水をかけると6~7kgにもなります。土って意外と重いです。
種子の方も目出しを行います。12度前後の水温でも芽は出るのですが、種子によって発芽のタイミングがバラバラなので、25~30度のちょっと暖かめの水に浸けて一気に発芽させます。ハナエチゼンだと丸一日かかります。
つづく。