田んぼの水

関東地方は梅雨が明けたみたいですが、北陸地方も昨日で梅雨が明けたような?感じがします。梅雨は私たちにとってはジメジメしてあまり気持ちの良い季節ではありませんが、稲にとってはとても大切な時期です。

昨日の雨。強風と大雨で、外で作業をしていた自分は一瞬でずぶ濡れになりました。痛いくらいの大粒の雨で、だいたいこういう雨が降ると梅雨明けになることが多いです。

今日は良い天気。梅雨前線もだいぶん北の方に行ってしまい、もう降りてこないのでは?という感じもします。

毎年北陸地方は7月末頃まで梅雨が続くのですが、これで梅雨明けとなるとちょっと早すぎです。

 

稲は”水稲”とも言われるように栽培には”水”が欠かせません。田植えから1ヶ月以上は田んぼに水を張り続ける必要があり、朝晩の水管理は稲作の基本です。さらに穂が出る前後になると水を何度も出し入れするようになり、これにも大量の水が必要になります。

梅雨の時期に収穫までの大量の水を山野に蓄えておかないといけないので、梅雨が短い、空梅雨だと”水不足”で8月を乗り切ることが難しくなります。

高山農園の田んぼの面積は全部でだいたい240,000㎡ぐらいあるので、これに水を5cm張ると・・・莫大な量の水が必要です。しかも、稲は暑いと水をひたすら吸い上げるので、目を離していると数日で田んぼの水がカラカラになります。

溜め池。山から天然水が流れ込みます。私どもの地域は1級河川の支流の最上流の1つになるので、こういった溜め池がいくつもあります。この水が収穫までの大切な貯金になるのですが、今年の気候だとちょっと心配になります。

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