無農薬栽培米の田植え

5月も後半で、もうほとんどの農家さんは田植えが終わって後始末に入る時期ですが、高山農園ではこれからが田植えの本番です。今回は農薬不使用栽培のコシヒカリ、ミルキークイーン、タンチョウモチ(もち米)を植えます。有機栽培のモチ米は珍しいかもしれません。

農薬不使用だからと言って特別なことは何もしません。基本的に慣行苗と同じように作って、同じように植えるだけです。

高山農園の苗は密苗とまではいきませんが1箱に種を200gまきます。もちろん有機栽培の苗も200gです。通常、無農薬栽培用の苗だとポット苗や、マット苗でも80g以下の薄まきにして苗を大きく育ててから移植するというのが一般的です。高山農園でも過去にポット苗などを試したこともありましたが、あまりその良さがわからなかったので今の200g蒔きで苗を作っています。こちらの苗の方が田植え後の状態が良いくらいで、さらに苗の枚数も10~12枚/10aほどで済むので、過保護に育てすぎない方が良いというのが今のところの感想です。近年では苗は踏んだり散髪をしたり、プールで水圧をかけてストレスを与えて育てるのがトレンドなので、密苗というのも1つの手かもしれません。

田植えもいつもと一緒で、除草剤を散布しないだけです。ただ、高山農園では田植えの後にチェーン除草を何回かするので、まっすぐに植えてあると除草機で苗を踏みにくくなります。

それにしても暑いと有機肥料は何とも言えない臭いがします。なたね油カスぐらいだと香ばしくてよいのですが、肉や魚が混じっているとずっと生ごみの匂いを嗅いでいないといけないので頭が痛くなります。

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