プール育苗

4月の育苗の一番の大敵は”朝晩の寒さ”です。日中のビニールハウス内はとても暖かいのですが、朝晩はさすがに冷え込み、5度以下になる日も多いです。稲は寒さには強いのですが、生長が遅れると予定通りにいかなくなるという問題が発生します。

その生長が遅れる問題を解決する方法の1つがプール育苗。水は空気と比べると温まりにくく冷めにくいので、急激な温度変化がありません。早朝の気温が5度でも水温は10度以上は確保できるので、20日ほどで田植えが出来る苗を作ることが出来ます。

また、毎日の水やりからも解放されるのと、急な温度変化で苗が焼けるという心配もなくなります。

もう少し朝晩の冷え込みが弱くなったらビニールは常時開放するので、ほとんど手間がかからなくなります。

とりあえず日本晴は終了。ハナエチゼンも残り1回播種を残しているだけで、次は「にこまる」という品種の準備。ここからは特別栽培になります。1つ準備が終わったらその次と休みなしで次々いきます。

 

 

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