田んぼも寂しくなってきました

11月になりました。今年の田んぼの仕事もそろそろ終わりです。

高山農園ではお米の生産だけでなく販売も行っているので、一年で大量の「米ぬか」ができます。捨てるのはもったいないので、稲刈り後のこの時期に田んぼに戻してやります。「米ぬか」は稲から採れた収穫物の一部なので、たっぷりのミネラルを含む栄養が詰まっています。田んぼの微生物の餌や菌類の栄養源になります。

それにしても今年はどの田んぼも「ひこばえ」が元気な感じがします。「ひこばえ」とは稲の切株から生えてきた新芽のことで、稲がまだ生きている証拠です。ひこばえが元気な田んぼは収穫したお米も”おいしくない”という話を聞いたことがあります。植物が生長するにはチッソ系の養分が必要で、この養分が田んぼに余っているため、ひこばえが伸びてきます。チッソが多いということはお米の食味のタンパク値も高くなる、という理屈らしいです。今年の福井米は食味が全体的に低めなので、そうなのかもしれません。

ワタリカラスではないのですが、この時期になると”よそ者”のカラスが餌を求めて田んぼに多く集まってきます。餌になるカエルも冬眠の季節で田んぼでもほとんど見かけなくなってきました。

11月にもなると16時過ぎには日が暮れます。農業は”陽が出ているときが仕事の時間”というのが昔からあるみたいで、育苗時期は朝5時ぐらいから、草刈りで忙しい時期は18時ぐらいまでと、気候や時節に合わせた労働時間で作業をしています。これからは外作業は控えめで、お米の販売の仕事がメインになります。

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