有機圃場(農薬不使用栽培)の田んぼ

有機圃場(農薬不使用栽培)の田んぼ

稲作では、ほぼ必ず田植え時に除草剤を使用して雑草が生えないようにします。除草剤を使用しない田んぼは当然草が生えてくるので、色々と対策をする必要があります。高山農園では主に水田内の機械除草で対応をしています。

田植えから45~50日経ち、分けつも落ち着いてきたので水を落としました。

基本的に田植えから1ヶ月以内にチェーン除草を3回、中耕除草を2回します。時間は1つの田んぼに5回の機械除草で合計6時間ほどかかります。この田んぼが8枚(+1枚は無除草)あるので、48時間ほど除草に時間をかけています。

この写真の田んぼは、一番悪い状態の田んぼです。有機に転換して2年目の田んぼで、まだ土が出来上がっていないので除草をしても株の周りの草が抜けません。なので条間の筋が見えるくらいに分けつも悪いです。養分を雑草に取られているので葉色も悪いです。

それ以外の田んぼは割ときれいに除草ができたと思います。分けつは悪いですが、草はほぼ無し。これくらいになるとチェーン除草1回、中耕除草1回だけでも良い感じがします。

ただ、今年は補植をしなかったので、手前の方の管理機がUターンする場所は苗が無くなってしまってスカスカになっています。収量は若干減るかもしれませんが、草が無いだけ気分は良いです。

数年前は1枚目の写真の田んぼばかりで、手取りで除草をしたこともありましたが、ここ数年は「田んぼに合った除草」方法が分かってきたので、”やったら出来る”という手ごたえみたいなものは感じられるようになってきました。手取りや特別なことをすることもなく、機械だけで対応できるようになってきたので、だいぶん楽になりました。中耕除草はちょっとたいへんですが・・・。

1つ問題があるとすると、田んぼの高い部分はうまく除草ができません。田んぼは平面均一ではなく、5cm~7cmほどの高低差があるので、高い部分は水も少ないので除草をしてもうまく草が抜けません。そのため、どの田んぼでも高い部分だけ草が生え残ります。

また、水持ちの悪い田んぼも同じような理由で難しいです。水がすぐになくなるので、せっかく抜けた雑草が活着してしまいます。

これは6月末頃の写真ですが、無除草に挑戦中の田んぼです。秋処理と冬季湛水以外は何もしていません。(全く草が生えない田んぼということではなく、収量に問題がでない程度に雑草を抑えることができる田んぼということです。)以前では考えられないことですが、ここまで出来るようになりました。昨年度の収量は慣行栽培を超える程にもなり、「途中でやめなくてよかった」というのを本当に実感しています。

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